学修

カリキュラム

本プログラムでは、文化資源学の体系的修得のために「形態文化資源学」「伝承文化資源学」「文化資源情報学」という3領域を学修し、さらに、教室と文化資源継承活動現場を何度も往還するカリキュラムで履修する。

1・2年次カリキュラム

1・2年次には、文化資源学コースの「文化資源学」科目(下表)最低22単位を含め30単位以上を修得する。その過程で「文化資源学とは何か」、「文化資源継承・活動現場での問題」についてチームで議論し、研究レポートをまとめていく。

学際総合型プログラム
文化資源学関連科目
は必修)
専門基礎科目 文化資源学概論 2(単位)
形態文化資源学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 各2
伝承文化資源学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 各2
文化資源情報学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 各2
文化資源学現地研修
専門応用科目 形態文化資源学演習Ⅰ・Ⅱ 各2
伝承文化資源学演習Ⅰ・Ⅱ 各2
文化資源情報学演習Ⅰ・Ⅱ 各2
文化資源学実習Ⅰ・Ⅱ 各2

「形態文化資源学(および演習)」では、景観・遺跡・各種建造物・絵画・彫塑・工芸など、ある特定の形態をもって存在する文化資源、いわゆる有形文化遺産に相当する文化資源についての基礎的知識・活用法について学ぶ。これまで「文化遺産」といえば、このカテゴリーを指すことが多く、日本の保存・修復技術が海外においてさらに力を発揮してきた分野でもある。

「伝承文化資源学(および演習)」では、言語・伝承・神話・世界観・芸能・知識・技術など、物質的な存在形態をとらない文化資源、いわゆる無形文化遺産に相当する伝承文化資源についての基礎知識・活用法について学ぶ。「伝承文化」というカテゴリーは、近年、ユネスコでもその重要性が強調されている分野である。

「文化資源情報学(および演習)」では、これまでの文化資源にかかわる取り組みの歴史的・思想的・倫理的背景の理解をもとに、これからの文化資源の保護・継承・活用にかかわる情報学・知財・国際法・世界経済について学ぶ。これから価値づけをおこなう文化資源のみならず、これまでにも世界文化遺産などに指定され、すでに価値づけがなされているものでも、よりよき活用方策が問題となっており、この領域の知識は必須である。

「文化資源学現地研修(および実習)」では、日本および留学生の出身母国での文化資源継承・活用現場での研修をチームで行い、各自が研究レポートをまとめる。

3・4・5年次カリキュラム

3・4・5年次には、本研究科博士後期課程の人間社会環境学専攻の科目を最低16単位修得する。また、各自の研究を国際ワークショップで発表することで、そこでの批判やコメントを受けて学位論文を執筆する。

以上のカリキュラムによって、「形態文化資源」「伝承文化資源」「文化資源情報学」に関する知識と国際的・総合的・学際的視野を備え、マネジメント能力、ファシリテート能力、ネットワーク形成能力を備えた文化資源マネージャーの育成を目標とする。

PAGE TOP